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4月に読んだ本まとめ [読書メーター]


今月は感想いっぱい書いた!

会社が休みになっちゃったので長編消化月間。十二国記は読み応えあり(漢字も登場人物も多いから果が行かない。。。。)過去作も読み返したくなっちゃった(^^ゞ


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4月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:4167
ナイス数:158

河岸の夕映え 神田堀八つ下がり (文春文庫)河岸の夕映え 神田堀八つ下がり (文春文庫)感想
時代小説は市井モノが好き、宇江佐さんはあまり読んでいないけれど安定の市井モノかな?お武家さんが出てきても内容は市井モノ。大げさに泣かすような話はないけれどじわる(笑)物語ばかり。お気に入りは「どやの嬶」「身は姫じゃ」。「百舌」は津軽言葉がいい感じ。「身は姫じゃ」は感じは全然違うんだけど御宿かわせみの「岸和田の姫」を思い出しちゃった。伊勢蔵とはしゃべらないけれど雨の日に心配する姫様の心持がすごくかわいい。伊勢蔵と龍吉の関係もなんか面白いから順番逆になっちゃったけど「おちゃっぴい」も読まなきゃだなぁ
読了日:04月01日 著者:宇江佐 真理
噂 (新潮文庫)噂 (新潮文庫)感想
帯に書いてあった通りの(忘れてたけど)衝撃の結末。。。。。ボクは制服警官大好きだけどねぇ(笑)渋谷の女の子たちが警察にやって来たシーンがなかなか笑える。いや、確かにこーなるか(笑)小暮と名島のコンビも◎女性警察官が性犯罪を憎むのは男性の比ではないってとこで少し涙出そうになったよ
読了日:04月07日 著者:荻原 浩
火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫)火村英生に捧げる犯罪 (文春文庫)感想
作家アリスのスピンオフ的?短編集。学生アリスの「江上二郎の洞察」と対をなしてるんじゃないか(笑)アリスが探偵役やったり、火村の一人語りがあったり、火村に未完のミステリの謎を解かせたり(イラつくところが面白かった)…となかなか楽しめました。表題作がなんか本格っぽいけどコチラも軽~い掌編に仕上がってます。オウムの話って有栖川さんの作品で読んだ気がするけど全然別ものでしたね~よかったよかった。ところで文庫版あとがきの日付にびっくり。あの日の前日だったのね…
読了日:04月12日 著者:有栖川 有栖
十二人の手紙 (中公文庫)十二人の手紙 (中公文庫)感想
「十二人」のはずなのに何故か13編。なぜ???なんで第1話がプロローグになってる???と思ったら最終話でその謎は解き明かされました。最終話は井上さんのサービスぽいけどなくても全然オッケーかなぁ。前後に短いエピソード入れてるだけで後は「手紙の書き方」文例そのまんまでちゃんと物語になってるところがすごい「玉の輿」!ただこの短編集でしか活かせないと思うけど…お気に入りは「里親」「鍵」「ペンフレンド」。連作のミステリにしては粗削りかなぁと思ったけれど発表考え時期を考えればなかなか斬新な作品集な気がします。
読了日:04月15日 著者:井上 ひさし
この世の春(上) (新潮文庫)この世の春(上) (新潮文庫)感想
多重人格の話かぁ。一瞬オカルトの様相も呈したことが説得力になってるのかな?文体がちょっと硬めかな。シチュエーションは「孤宿の人」舞台は「荒神」に似てる。半十郎の一本気さと優しさ。でもまだ19、それにふさわしく激昂する一面もあったけど鈴を思いやるところでまた見直した。なんか尾上辰之助がビジュアルで浮かんでくる。それにしてもミヤベセンセーの描く人たちはなんて優しくて暖かいのだろう。皆で鈴を気遣う数頁の半十郎のなんでもない一言に涙してしまった、おっさんになると涙腺ゆるくて困るわ(^^;
読了日:04月18日 著者:宮部 みゆき
この世の春(中) (新潮文庫)この世の春(中) (新潮文庫)感想
それぞれの人格がだんだん明らかに。だんだん謎が解明されていくけどそこから新たな謎が。。。。ただのサイコサスペンスではなくなってくる予感。この巻ではお馬さん大活躍!大好きな半十郎があまり出てこなかったのが淋しいなぁ。女馬喰のしげさんが素敵だ。重興にだんだん感情移入してきました。そして大殿はもしかしたら息子を犯してた???
読了日:04月19日 著者:宮部 みゆき
この世の春(下) (新潮文庫)この世の春(下) (新潮文庫)感想
多重人格だけでなくオカルトにもなってきた。クライマックスとなる「愛憎」はちょっと読んでて「辛い」どころか気分悪くなってくるくらいのおぞましさ。父が操られてその行為に及んでいたことは重興にとってどれだけ救いになったか。同性愛、ロリータより衆道の方が理解できるとの描写、現代とは逆なんですねぇ。多重人格の収束のさせ方が興味深くて、琴音と重興の統合なんて、よく考えたら皆がやってる自問自答なんだよね。羅刹が恐ろしいばかりでなくなってむしろカッコよかった。ちょとエヴァンゲリオンみたいだけどね。
読了日:04月21日 著者:宮部 みゆき
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)感想
ホントに久しぶりの十二国記。結構忘れちゃってるなぁ(^^ゞ。ところで阿選は実は死んじゃってるのかしら?
読了日:04月24日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)感想
女性の李斎が坑道に入ってるのがちょっと意外だったのですが、十二国の世界観では男女の差別はないみたいだからなぁと納得。離れているから李斎が泰麒に対して疑心暗鬼になっていくところが切ない…けど上記のように先進的とも思える世界なのに通信手段とかは驚くほど原始的なのがこの世界観なんだろうなぁ。去思が自分の思いと民のことを思いやる気持ちを比べるシーンが印象的。1巻から随所に挟まる一見本筋とは重ならないシーンが気になります。
読了日:04月26日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)感想
泰麒の国を思うその思いは麒麟の本性だけでなくきっと蓬莱での出来事もあったんだろうなぁ。「先生…」の一言。それにしても泰麒の行動力、これまでの麒麟のイメージをひっくり返す。泰麒の思う天命→それって麒麟の直感なのでは?麒麟は血を嫌う→でも使令によって殺してる。耶利の泰麒に関する感想「麒麟の性質善なるものだけでなく計算高い」この3つも麒麟のイメージが変わった。でも景麒も結構計算高かった気がするけれど…驍宗の自分への手当てが壮絶すぎて怖かった。あと耶利が失敗したときの表情がかわいかった。なんだツンデレぢゃん(笑)
読了日:04月27日 著者:小野 不由美
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)感想
クライマックス(24章)のスペクタクル感がすごい。行間開けないで視点が変わる手法はものすごく映像的(その分わかりにくいけど…)23章4それぞれの別れのシーンがまるで忠臣蔵の討ち入り前夜を見ているようだった。残った者の数も四十数名、これも忠臣蔵(笑)友尚の「阿選様」覚悟を感じたよ。「民はいつでも数が頼みだ。~行動の閾値は一気に下がる。
」→コロナ禍の今の状況にあまりにも似ていないか?なんだ驍宋も阿選のこと結構気にしてるんだよね。そしてリアルな麒麟や騎獣、妖魔ってどんなだか見てみたい~
読了日:04月30日 著者:小野 不由美

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