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5月に読んだ本まとめ [読書メーター]

おー、なんかいっぱい読んだなぁ。

万城目2作品は同僚と話ししてての再読


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5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:3310
ナイス数:65

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)エトロフ発緊急電 (新潮文庫)感想
この方の戦時モノは初読。警察小説のときより筆致が柔らかい気がするのは気のせい??舞台が択捉島に移ってからのサスペンス&ロマンスが一気に盛り上がる。ボクの場合、浅田次郎さんの『終わらない夏』で戦中戦前の北方領土の感じを少しでもわかってたけど、その背景知らなかったら訳わからなかったかも(^^;ホント勉強大事です…日系二世、千島アイヌ、ロシアとのハーフと特にこの時代は切なさ過ぎますね。ところで真珠湾攻撃、米がどのように把握していたのか、真実がすごく気になります
読了日:05月01日 著者:佐々木 譲
魔都 (創元推理文庫)魔都 (創元推理文庫)
読了日:05月15日 著者:久生 十蘭
シャルロットの憂鬱 (光文社文庫)シャルロットの憂鬱 (光文社文庫)感想
犬大好きな作者の犬小説。読んでるだけで心がぽっと暖かくなる。シリアスな話だと心の裏側をざっくり抉るような物語も書く人なのに、彼女の犬小説の中でもとりわけほのぼのしてる。勿論コージーミステリはまぶしてあるけれど。ホントにシャルの仕草が可愛いの。先年死んだ家の犬はあまり感情表現しなかったから羨ましい。それでも動物を飼う、保護することの責任や動物を人間の目的のために作り替えてしまったやるせなさなんかはしっかりと書いてある。これぞ上質のエンタメ!それにしてもシェパードがスーパーの前に座ってたら確かに吃驚だわ!
読了日:05月18日 著者:近藤 史恵
下り“はつかり"―鮎川哲也短編傑作選〈2〉 (創元推理文庫)下り“はつかり"―鮎川哲也短編傑作選〈2〉 (創元推理文庫)感想
ちゃんと鮎川先生読んだの初めてかも。本格推理一辺倒なのかと思ってたらファンタジーも混じってるw。題名だけ知ってた表題作はてっきり時刻表トリックかと思ったらちょと違ってたけれど、「はつかり」はSL時代のことかと思ったらキハになってからなのね。したら、スナップ程度の写真で進行方向までわかるかしら?むしろ『碑文谷事件』の方が鉄道ミステリ。トリックの胆は静岡の方が私の頭には先に思い浮かんだけれど、そーいう風に使われるか!半分気づいてたのになぁ。24時間越えて走る列車がいくつかあったってのも隔世の感がありますね。
読了日:05月26日 著者:鮎川 哲也
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)プリンセス・トヨトミ (文春文庫)感想
同僚と本作の話をしていての再読。2回目だからスピード上がっちゃってあっという間にクライマックスに行っちゃった。ちょと物足りない(^^;でも赤い大阪城、赤い通天閣。。。。現実のものになっちゃいましたね、あ~あ。初読のときにはほぼ気にかけてなかった徳川が作り変えてしまった大阪城の話は関東贔屓のσ(^^)にもやはり”ひどい”と感じてしまうなぁ。いくらまだ幕府の基盤が固まってなかったからってそこまで完膚なきまで叩きのめすか!?父から子への引継ぎは何度読んでもきっとうるっと来るんだろうなぁ。
読了日:05月28日 著者:万城目 学
看守眼(新潮文庫)看守眼(新潮文庫)感想
警察小説でない横山さん2回目。この人の警察モノの警察官はみんなおっかないんだけれど(笑)、そうでないと筆致がかなり優しくなってる気がする。読後笑みがこぼれるような話あり、反対に寒々としてしまう話あり。で、ミステリ風にどんでん返しも忘れない。『静かな家』なんて主人公の焦りはいつも自分が味わってるものと一緒(お互いいい大人なのにね)。『秘書課の男』は横山さんなのにちょっとうるっと来ちゃった(^^;『看守眼』は警察官と職員の関係なんかもわかって勉強になった上に心がちょっと洗われました。
読了日:05月29日 著者:横山 秀夫
鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
読了日:05月31日 著者:万城目 学

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